『喂~~还好吧? 怕的话不用撑也没关系』
　　忍不住靠近了门边，但马上想起了爷爷的话。(今晚不会有人来叫你和跟你说话)
　　日期：2017-08-21 09:32:15
　　然后，由爷爷驾驶的小货车带头，再来是我所坐的休旅车，最后是爸爸所开的小客车垫后。
　　车队以很缓慢的速度前进，可能连时速20公里都不到。
　　不一会时间K婆低语说『现在开始是重要的时刻』接著开始像是诵经。
　　『播播，播，播，播播』
　　又开始听到了那个声音。
　　紧握著从K婆拿到的符咒，原本照著指示闭著眼睛低著头，但不知怎样的，眯起的眼睛不小心看到了外面。
　　看到的是像是白色洋装，跟著车子移动著。
　　用著大跨步跟著吗?
　　头在车窗以上所以看不到
　　但好像是准备窥视车内，开始有了准备低头的动作

　　这时我不禁到抽了一口气
　　旁边的人对我说『不要看!』
　　慌张的紧紧闭上双眼，握著符咒的手，力量也再加深了。
　　悾悾，悾悾

　　窗户开始传出敲打的声音
　　一旁的人也陆续发出了惊慌的声音
　　即使看不到它，听不到它发出的声音，但造成的声响还是听的到吧
　　K婆加大了诵经的声音。
　　终於，正当想说声音和声响消失的时候，K婆说了一句『成功躲过了』

　　在这之前沉默的其他男性们，也陆续的说出太好了之类的话。
　　最后车子停在比较宽的路面上，我移坐到爸爸的车内。
　　当爸爸和爷爷在对各位男性道谢的时候，K婆走过来说『符咒给我看看』
　　看了无意中还是紧握在手中的符咒，已经整张都变成黑色的了。
　　K婆说『虽然我想应该是已经没问题了，但为了慎重起见，这个还是带在身边一段时间』就给了我一张新的符咒。
　　之后就和爸爸两个人回到了家里。
　　机车是由爷爷和邻居们帮我送回来的。
　　爸爸好像也知道八尺的事，也跟我说他小时候有个朋友就是因此丧命的。
　　也知道还有其他人也是因为被迷惑而搬到了外地。
　　休旅车上的男性们都和爷爷有亲戚关系，也就是我的远亲。
　　在前端的爷爷和最后的爸爸，因为血缘和我相近，为了混淆八尺的判断，所以才以那样的队列形式。

　　爸爸的兄弟(叔叔)因为没办法一个晚上就到，所以才找了虽然只有点血缘关系但至少能马上集合的人们。
　　即使如此也不可能马上招集到7个男性，而且觉得白天应该会比晚上还安全，所以就让我关在那间房里一个晚上。
　　当时在路上，最糟的状况是爷爷或爸爸可能会代替我遇害。
　　然后就像我先前所写的一样，爸爸也再次交待我千万不要再到爷爷家去
　　回到家后给跟爷爷通电话时，我问了说那个晚上有和我说过话吗，爷爷很肯定的说了没有
　　果然那就是…
　　当这麼想的时候，背上有感到了寒意
　　据说八尺的对象大多是青少年或是小孩子
　　因为年轻人比较容易陷入慌恐不安的状态，这时候听到亲人的声音，就很容易失去戒心
　　过了10年都快要忘记这件事情的时候，发生了很糟糕的后续
　　『不知道谁破坏了封印八尺的地藏庙，而且那条路还可以通到你们家』
　　来了这通奶奶的电话(爷爷在两年前去世了，我当然没办法参加丧礼，爷爷在临终前也特别交待千万别让我来参加丧礼)

　　到了现在一边说服自己那不过就只是迷信，但一边还是感到非常担心
　　要是再度听到了『播播播』的声音的话…
　　-----------完-----------
　　日期：2017-08-21 09:33:33
　　そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、踵の高い靴を履いた背の高い男が女装したかくらいにしか思わなかった。
　　その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを話した。
　　「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」
　　と言っても「へぇ～」くらいしか言わなかったけど、
　　「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
　　と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。いや、本当にぴたりと止った。

　　その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」
　　と、じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
　　じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで廊下にある電話まで行き、どこかに電話をかけだした。
　　引き戸が閉じられていたため、何を話しているのかは良く分からなかった。
　　ばあちゃんは心なしか震えているように見えた。

　　じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
　　「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。
　　――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
　　と必死に考えたが、何も思い当たらない。あの女だって、自分から見に行った
　　わけじゃなく、あちらから現れたわけだし。
　　そして、「ばあさん、後頼む。俺はＫさんを迎えに行って来る」
　　と言い残し、軽トラックでどこかに出かけて行った。
　　日期：2017-08-21 09:33:56
　　ばあちゃんに恐る恐る尋ねてみると、

　　「八尺様に魅入られてしまったようだよ。じいちゃんが何とかしてくれる。何にも心配しなくていいから」
　　と震えた声で言った。
　　それからばあちゃんは、じいちゃんが戻って来るまでぽつりぽつりと話してくれた。
　　この辺りには「八尺様」という厄介なものがいる。
　　八尺様は大きな女の姿をしている。名前の通り八尺ほどの背丈があり、「ぼぼぼぼ」と男のような声で変な笑い方をする。

　　人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、野良着姿の年増だったりと見え方が違うが、女性で異常に背が高いことと頭に何か載せていること、それに気味悪い笑い声は共通している。
　　昔、旅人に憑いて来たという噂もあるが、定かではない。
　　この地区（今は○市の一部であるが、昔は×村、今で言う「大字」にあたる区分）に地蔵によって封印されていて、よそへは行くことが無い。
　　八尺様に魅入られると、数日のうちに取り殺されてしまう。
　　最後に八尺様の被害が出たのは十五年ほど前。
　　これは後から聞いたことではあるが、地蔵によって封印されているというのは、八尺様がよそへ移動できる道というのは理由は分からないが限られていて、その道の村境に地蔵を祀ったそうだ。
　　八尺様の移動を防ぐためだが、それは東西
　　南北の境界に全部で四ヶ所あるらしい。