しかし、車内を覗き込もうとしたのか、頭を下げる仕草を始めた。
　　無意識に「ヒッ」と声を出す。

　　「見るな」と隣が声を荒げる。
　　慌てて目をぎゅっとつぶり、さらに強くお札を握り締めた。
　　日期：2017-08-21 09:37:31
　　コツ、コツ、コツ
　　ガラスを叩く音が始まる。
　　周りに仱盲皮い肴摔舛踏弗ē谩工趣弗螗蟆工趣虺訾埂�
　　アレは見えなくても、声は聞こえなくても、音は聞こえてしまうようだ。

　　Ｋさんの念仏に力が入る。
　　やがて、声と音が途切れたと思ったとき、Ｋさんが「うまく抜けた」と声をあげた。
　　それまで黙っていた周りを囲む男たちも「よかったなあ」と安堵の声を出した。
　　やがて車は道の広い所で止り、親父の車に移された。
　　親父とじいちゃんが他の男たちに頭を下げているとき、Ｋさんが「お札を見せてみろ」と近寄ってきた。
　　無意識にまだ握り締めていたお札を見ると、全体が盲荬胜盲皮い俊�

　　Ｋさんは「もう大丈夫だと思うがな、念のためしばらくの間はこれを持っていなさい」と新しいお札をくれた。
　　その後は親父と二人で自宅へ戻った。
　　バイクは後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。
　　親父も八尺様のことは知っていたようで、子供の頃、友達のひとりが魅入られて命を落としたということを話してくれた。
　　魅入られたため、他の土地に移った人も知っているという。
　　バンに仱盲磕肖郡沥稀ⅳ工伽皮袱い沥悚螭我蛔澶碎v係がある人で、つまりは極々薄いながらも自分と血縁関係にある人たちだそうだ。
　　前を走ったじいちゃん、後ろを走った親父も当然血のつながりはあるわけで、少しでも八尺様の目をごまかそうと、あのようなことをしたという。

　　親父の兄弟（伯父）は一晩でこちらに来られなかったため、血縁は薄くてもすぐに集まる人に来てもらったようだ。
　　日期：2017-08-21 09:38:17
　　それでも流石に七人もの男が今の今、というわけにはいかなく、また夜より昼のほうが安全と思われたため、一晩部屋に閉じ込められたのである。
　　道中、最悪ならじいちゃんか親父が身代わりになる覚悟だったとか。
　　そして、先に書いたようなことを説明され、もうあそこには行かないようにと念を押された。
　　家に戻ってから、じいちゃんと電話で話したとき、あの夜に声をかけたかと聞
　　いたが、そんなことはしていないと断言された。
　　――やっぱりあれは…
　　と思ったら、改めて背筋が寒くなった。
　　八尺様の被害には成人前の若い人間、それも子供が遭うことが多いということ
　　だ。まだ子供や若年の人間が極度の不安な状態にあるとき、身内の声であのよ
　　うなことを言われれば、つい心を許してしまうのだろう。
　　それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日談ができてしまった。

　　「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それもお前の家に通じる道のものがな」
　　と、ばあちゃんから電話があった。
　　（じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえなかった。じいちゃんも起き上がれなくなってからは絶対来させるなと言っていたという）
　　今となっては迷信だろうと自分に言い聞かせつつも、かなり心配な自分がいる。
　　「ぽぽぽ…」という、あの声が聞こえてきたらと思うと…
　　日期：2017-08-21 09:42:02
　　《暗芝居》里有一集叫做“伞神大人”的和这个如出一辙。
　　嘴里平行叼着一把伞，嘴里发出“西——”的声音。
　　也许是看到了小健在吃西瓜所以才会这样吧
　　日期：2017-08-21 09:45:12
　　米娜桑，下面是看热闹不嫌事大的日本网友画的八尺大人。

　　右边是裂口女，中间可能是さとる君，左边是谁我不知道
　　日期：2017-08-21 10:02:51
　　山之件
　　这是一星期前发生的事

　　我载著女儿去兜风。
　　行驶在没什麼问题的山路，途中还在休息站吃饭。因为想吓吓女儿，於是我将车开进还没铺柏油的叉路。
　　虽然这样的行为被女儿阻止,但是我反而觉得很有趣，便继续开下去。忽然，引擎发不动了。
　　因为是在深山，所以手机也打不通。对车子没什麼概念的我和女儿走投无路了。如果要走到刚刚吃饭的休息站不晓得花上几个钟头啊。
　　没办法了，只好先待在车上，隔天一早再走回休息站吧
　　在车内忍受寒冷的同时，已经入夜了。夜晚的深山什麼声音也没有。可以说安静到连风吹在树木的沙沙声也没有。
　　不知过了多久，女儿在助手席上睡著了。我也睡吧，正打算阖上双眼的时候，我好像听到了什麼声音。
　　现在想起来还是觉得毛骨悚然。完全不知道那是人声还是物体的声音。
　　不断重复著「登(肯？)…说…没…」(注1)
　　刚开始想说大概是听错了正打算阖眼的时候，却注意到声音正逐渐靠近。於是我打消睡觉的念头睁大双眼。

　　接著，我看到一个白色、外表光滑、不知是什麼的东西一边胡乱扭动一边朝著车子靠近。形状看起来像是「超人力霸王」的贾米拉，是没有头的人影，看起来只有一只脚。
　　那家伙，真要举例的话应该是「全身抖动著一边单脚跳跃一边双手胡乱挥舞」的朝著这边过来。
　　简直恐怖到了极点，本来要放声大叫的。不知怎麼那个时候细心想到「不要吵醒在旁边睡觉的女儿」这种奇怪的地方。既没有大叫也没有逃跑。
　　虽然那家伙越来越靠近车子，但似乎也只是从车子旁边走过而已。经过的时候依然不断发出「登…说…没…」的声音。

　　声音逐渐远去，即使转过头也看不到怪物的身影。转头往女儿看去，那家伙忽然出现在助手席旁的窗外。
　　近距离看，原本以为没有头，没想到胸口附近居然有脸。是一张难以想像的恐怖面容在狰狞地笑著。
　　因为怪物接近女儿，我顿时克服了恐惧，怒火中烧了起来。大喊「可恶的怪物！」，我一大叫，那家伙就忽然消失不见了，接著女儿忽然坐了起来。
　　原先我误以为她是因为被我的怒吼惊醒，没想到女儿一直喃喃念著「进来了进来了进来了进来了进来了进来了进来了进来了进来了进来了进来了」
　　糟糕危险了，不离开不行。我试著发动原本坏了的引擎。终於发动了，赶紧开回来的道路。女儿依然喃喃自语著。
　　开著快车，想快点回到有人的地方。总算渐渐看到市区的灯火，虽然稍微安心了一点，但是不知道什麼时候开始女儿的自言自语从「进来了进来了」变成「登…说…没…」，脸也变得不再像是女儿原本的样子